readingadventure’s diary

【読書から始まる冒険】をコンセプトとして記事を展開 ・読書をする→行動する→人生好転!

YouTubeの対談が面白かったので、のもときょうこさんの『日本人は「やめる練習」がたりてない』を読んでみました。  

YouTubeの対談が面白かったので、のもときょうこさんの『日本人は「やめる練習」がたりてない』を読んでみました。

 


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なんでも日本は「やめる練習」をしていないらしい。学校の教育では「みんなと同じ」を求められる。だから列からはみ出してしまうことが良くないとされる。だから「やめる練習」を一切しないで社会人になる。その結果やめたくてもやめない人が出る。そして精神を病む。私も経験があるのでこの本に書かれている、のもときょうこさんの意見が痛いほど分かる。

 


のもときょうこさんは、日本にいたときは時間にうるさくイライラしていたことが多かったと本の中で書かれています。しかし環境が人を変えるのだろう。マレーシアに行ったら怒ることは少なくなったそうです。マレーシアでは人前ですぐに怒る人は「幼稚な人」と判断されるからです。

 


日本ではクレーマーの対応が面倒、つまりゴネれば何とかなってしまうことがまかり通る。もちろん正当な理由があるなら別だが、明らかに言いがかりとしか思えないようなことでも対応してしまおうとする。マレーシアならそういった人たちは相手にされない。

 


他にも日本では「続けることが美徳」とされているが、マレーシアではすぐやめる文化がある。だから流動的で人生に突発的なことが起きても上手く受け流せるようだ。

だからやめたいのにやめない、そして挙げ句の果てに心を病んでしまうことに対して「なんで?」と思うことが多い。

 


実際病んで荒んだ過去がある私は、教育は「選択肢を増やすため」にあるものだと思っています。ですから英語を話せるようになることも「選択肢を増やすため」に有効だと考えています。そういった意味で、この本はとても興味深い内容でした。何か感じるところがある方はぜひのもときょうこさんの本を読んでみてください。